闇に憧れ、輝に焦がれる。
『空色勾玉』 荻原規子
勾玉三部作の第一弾。
舞台は古代日本豊葦原。
父なる輝と母なる闇、
それぞれに生れし者たちが争い、憧れるというお話。
自分にないもの、
自分が決してなれないものに憧れる狭也や月代王が
すっごく人間的で魅力的です^^
でも、闇だとか輝という分類に閉じ込められず、
自分が愛しいと思う者のそばにいようと狭也や稚羽矢が
頑張る姿にすごく私は憧れました!
決して相容れない存在なのかもしれないけれど、
だからって、お互いを思う気持ちを諦める必要はないんだな。
ただひたすらに自分の思うように動ける人って、
そんなに多くはないし、多くても困るんですけれど…笑
でも、そうやって一直線に進める人間はかっこいいなって思います^^