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    *私の家では何も起こらない

    • 2011.12.01 Thursday
    • 23:00
    幽霊屋敷は想いの塊。
    『私の家では何も起こらない』 恩田陸

    未だにゴーストハントの余韻を引きずったまま、
    図書館で見つけた本がこれ。

    ホラー、しかも恩田さん。
    そして、魅力的な装丁。

    しかし、恩田さんのホラーはほんとに怖い。
    直接的な表現はないけれど、
    背筋をそっとなでられる感じで^^;

    でもなぜか幽霊への愛情にあふれている感じの一冊でした。
    不思議な感じ。笑

    幽霊というか、幽霊屋敷への愛、かな?

    人間は死んだら幽霊になって、
    自分のプライベートな空間、つまり家に残るんだな。
    そうだよね、当然だよね。

    なんて不謹慎なことを当然のように思ってしまいました^^;
    恩田さんってやっぱり不思議な作家さんだわー

    *きのうの世界 下

    • 2011.10.10 Monday
    • 00:59
    何も知らないなんてことはない。
    『きのうの世界 下』 恩田陸

    上を読み終わってから、ずっと放置していた下巻をやっと読みました^^

    結末は、なるほど、そうきたか。って感じでした。
    町の秘密については、私なりに割とすとんと落ちた感じはしたんですけど、
    市川吾郎が殺された謎については、ちょっと…って感じでした。

    でも、恩田さんが書く能力者ってすごく現実味があるんですよね。
    あ、なるほどって思ってしまう。

    それにしても、久々に読後感がすっきりしない感じですねー^^;
    結局、塔のことも全てが明らかになったわけじゃないし…

    あ、でも、この文庫の表紙の感じはすごい好きですw笑
    表紙で小説の内容を表現してある本って、
    二度おいしい感じがして好きなんです^^笑

    *きのうの世界 上

    • 2011.09.15 Thursday
    • 11:39
    彼はなぜこの町に来、なぜ、誰に殺されたのか
    『きのうの世界 上』 恩田陸

    元の単行本は1冊にまとめられてますが、
    文庫は上下に分けられたんですねー^^

    上ではとにかくヒントや伏線をそこらじゅうに撒き散らかしたって感じがします。
    それぞれの章がつながるようでつながらない。
    何一つとして解決しないし、謎は増える一方。

    これ、文庫化するのに上下に分けた気持ちがわかるような気がしますね^^笑

    あと、表紙デザインも素敵^^

    最終的にどんな答えが出されるのか、
    楽しみですねー。

    それにしても、恩田さんの小説って水路とかの水辺を
    舞台にしているものが多い気がします…
    実際はそうでもないのかな?
    『月の裏側』(だっけ?)でも水が大きなポイントになってますよね。確か。

    *黄昏の百合の骨

    • 2011.09.01 Thursday
    • 00:55
    この屋敷の秘密とは?誰が、何を、知っているの?
    『黄昏の百合の骨』 恩田陸
     

    理瀬シリーズ4冊目です^^
    これが一番ぞっとしたかな?
    ホラーとかそういうのでなくて、人間にね。笑

    『麦の海に〜』で吹っ切れた理瀬はもちろん、
    それに亘や稔、ある人物に似た雅雪など、男性陣もとっても魅力的。

    そして女性陣は恐ろしい。
    女ってしたたかで、恐ろしい生き物だってことを思い知りました…笑

    最後に気になる表現があったけど、
    この物語、まだ続きがあるのかな?

    もしあったら、懲りずに手を出しちゃうんだろうなー^^;

    *黒と茶の幻想

    • 2011.08.22 Monday
    • 00:17
    誰もが森を持っている。自分でも迷う森を。
    『黒と茶の幻想』 恩田陸

    まず、前に読んだ『三月は〜』や『麦の海に〜』の続編的なイメージで読み始めちゃったので、
    憂理の存在を意識しすぎてなかなか読み進められなかったです…

    まぁ、分厚さといい、内容といい、読み応え抜群で
    やってやったぜ!って感じです^^;

    不思議な関係の4人が数日間を共にし、
    同じことをする。
    その中で‘美しい謎‘を通して、自分を見つけていく。

    結局、自分のことは自分では見えないってことですかね…^^;

    章ごとに視点が切り替わるのが面白かったです^^
    私は一番最後の節子の章が一番好きかなー

    【 あたしたちは森の中をを歩く。地図のない森を、どこへ続くか分からない暗く果てしない森の中の道を。
      あたしはこの森を愛そう。(中略)いつかその道の先で、懐かしい誰かに会えるかもしれないから。】

    確かにそうだなって思いました。
    たった一人で森の中を歩くことは心細いけれど、
    懐かしい誰かに会うためだったらそれも悪くないかなって思いますね。

    あ、あと愛っていうものはだいたいが歪んでるものなんじゃないかなーとは思います。

    *麦の海に沈む果実

    • 2011.08.15 Monday
    • 01:12
    ここは完璧に作り上げられた三月の国。
    『麦の海に沈む果実』 恩田陸
      

    この間読んだ、『朝日のようにさわやかに』の
    一番初めの短編の元のお話。

    読み始めて変な既視感。
    どっかで読んだことあったけ?って。
    一度読んだ本のタイトルくらいは覚えてるはず…
    と思いながら読み進めたら、本の中に答えが。
    高校生の頃に読んだ、『三月は深き紅の淵を』でした。

    確かに似ているけれど、細部は違いますね。
    結末とか特に。
    恩田さんの意図が読めない…難しすぎる…

    でも、本書だけでもずいぶん楽しめます^^
    閉塞された世界に来てしまった、美少女。
    そして、その世界には美しい人が多く、
    でも本心はみんな見せない。
    この「非日常」的なストーリーがすごく面白かったです。

    狭い世界って息苦しさにからめとられて、
    駄目になってしまうって感じがする。

    良くも悪くも、狭い世界ってプライバシーがないからね。
    しかも、その世界がすべて。
    傷つきたくないから、自分を偽る必要だって出てくる。

    そんな世界に描かれる少年少女たちはやっぱりどこか歪んでて。
    それでも自分を保とうとする姿に美しさを感じて、惹かれてしまう。

    謎は深まっていく一方だしねー^^;笑
    どんどん読めちゃいました!

    あ、あとこの物語の登場人物たちの名前がとにかく綺麗。
    特に響きがね。
    そこが印象的でした。

    *朝日のようにさわやかに

    • 2011.08.07 Sunday
    • 20:32
    恩田陸の魅力が詰まった短編集
    『朝日のようにさわやかに』 恩田陸

    短編集なんだけれど、
    変にまとまりを感じてしまう一冊でした^^;

    「おはなしのつづき」なんて父と子の優しい物語なのに、
    最初はその穏やかさを疑ってしまうくらい
    全体的に不気味というか不穏な空気が流れている短編集でした。


    「冷凍みかん」「淋しいお城」

    この2編は不思議さと共に現代の社会を反映した批判ともとれるお話。
    「冷凍みかん」なんて本当に20世紀に書かれたものなのか疑うくらい
    現在を表現していてある意味ぞっとしました。


    「ご案内」「深夜の食欲」「卒業」

    この3つがこの短編集の中でお気に入りです^^
    不思議なんだけど気味が悪くて、
    最後まで救いがない感じ。
    恩田陸の物語読んでるなーって感じがします!笑

    *チョコレートコスモス

    • 2011.07.02 Saturday
    • 14:52

    知らないことは、幸せなこと。それでも少女は…
    『チョコレートコスモス』 恩田陸

    恩田さんのお話の難しいところは、
    入りの部分ではその物語の目的や、全体が見えてこないという点だと思うんです。
    この『チョコレートコスモス』も初めは3つくらいのバラバラな視点から物語が展開されていく。
    その過程でそれぞれのつながりが見えないから挫折しそうになってしまうんですよね…^^;

    でも、このお話はどんどんいろいろなものがつながっていく様子や
    登場人物たちのプライド、闘争心、疑問などが隠されることなく書かれていて、
    読んでいてとても気持ち良かったです。

    とくにメインである、オーディションのシーンはその様子が目に見えるようでハラハラしました。



    天才と努力家

    この二つは相反するようで実は紙一重なのかも…

    「分かりたいのかな?それとも、知るのが怖いかな」

    知らないことは幸せだとよく言われますが、
    それでも知りたいと思える世界に出会ってしまったら…
    どうしようもなくその世界に惹かれてしまったら…

    止められなくなる。

    知るのは確かに怖いことかもしれないけれど、
    知らないままでいることも、また怖いことなのではないかなーって思いました。

    *ブラザー・サン シスター・ムーン

    • 2011.06.28 Tuesday
    • 23:17

    意味のないような日々に、含まれていた意味
    『ブラザー・サン シスター・ムーン』 恩田陸
     

    恩田さんの小説は、当たり外れが大きいきがします。
    内容的にも、読みやすさ的にも。

    このお話は、脈絡もなく、3人の人が大学生時代を振り返る、
    思い出話というには大げさな物語。

    本と、音楽と、映画と。
    3人が学生時代に追っていたものはそれぞれ別で、
    しかも本気ってわけでもなくて。
    それでも思い出すと、やっぱり自分の基本になっている。
    なんか不思議な感じでした。

    自分が3人の大学時代についてインタビューしているような気分になりました^^;

    過去を振り返っているから口語的で読みやすいけれど、
    がっつり読みたいときには物足りないかなーって感じです。

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